大阪 堺筋本町のコンサル

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功過格 


曽田です。

前回の続きで、

運命は宿命にあらず、立命である。

そしてその立命は、その人の想い、行動で決まるという話です。


前回、陰隲録(いんしつろく)という話で、

袁了凡(えんりょうぼん)という優秀な青年が、

少年時代に見てもらった占いの通りの人生を送ることに達観し、

悟りの境地にいた。

そこに、雲谷禅師と出会い、その愚かな考えを喝破され

運命とは自分の力で切り開いていくモノであることを

教えられたという事を書きました。


上記のように書くと、袁青年は堕落した人生を送っていたようにも

思えますが、彼は進士の予備試験に合格するほど勉学に励み

今で言うと、国家公務員上級試験の受験者であったわけです。


いわばエリートとしての人生を着実に歩んでいた訳です。

にもかかわらず、彼の人生は少年時代に宿命づけられたままの

人生を歩んでおり、宿命の力から逃れることができていませんでした。

それは、なぜか?


運命を変えようと思っていなかったことと

善き事を想い、行動できていなかったからです。




袁青年に雲谷禅師は、功過格で、善き事と悪いことの基準を示し、

善き事を積み重ねることで、運命は良い方向に変わっていくと諭しました。


その基準が、

「功過格」です。



功の規準五十ヶ条

百善に相当する行い(+100)

・一人の人間の生命を救い、死を免れしめること
・一人の婦女の貞節を完うせしめること
・人の子を溺死させたり、堕胎しようとするのを諭し思い止まらしめること。

五十善に相当する行い(+50)

・世継ぎの絶えるのを継続させてやること
・一人の寄るべのないものを引き取って養ってやること
・一人の無縁者の死骸を埋葬してやること
・一人の流浪者を救い免れしめる。

三十善に相当する行い

・一人のものを出家得度させること
・一人の無法者を教化して行いを改め善につかせること
・ひとりの無実の罪を明らかにして救ってやること
・我が土地の1箇所を無縁者の墓地に提供すること

十善に相当する行い(+10)

・一人の有徳者を推薦し引き挙げてやること。
・一つの民の害になることを取り除くこと
・一冊の世を救う法典を編纂すること
・方術をもって一人の重病人を治癒してやること

五善に相当する行い(+5)

・一人の訴訟者を諭して思い止まらしめること。
・人に一つの生命を保ち益す方法を伝えること
・生命を保益する書物を一冊編纂すること
・方術をもって一人の軽病者を治癒させること
・人間に役立つ一家畜の生命を救うこと


三善に相当する行い(+3)

・一人の不法な仕打ちを受けても怒らないこと
・一つの謗りをうけても、受け流して弁解しないこと
・一つの気に入らぬことばも甘んじてうけること
・一人の打ちこらしてやりたいものを許してやること
・人間に報いることもない一匹の畜生の生命を救うこと

一善に相当する行い(+1)

・一人の人の善をほめること
・一人の人の欠点、悪いところをあばきたてないこと。
・人の非行の一事を諭し止めさせること
・出かけていって人の病気を治癒すること一度
・すておかれた字、一千字を拾いあげること
・饗応に招かれる事になってうけないこと一回
・一人の上を救うこと
・婦人を留めて一夜の宿をかしてやること。
(この場合、婦人とは死人のこと)
・正しい道を説いて、教化が一人に及ぶこと
・事業を興しその利が一人に及ぶこと
・人畜の疲労を世話して回復させること一時。
・湿気に生ずる微細な生物一匹の生命を救うこと

百銭が一善に相当する行い(+0.1)

・道路や橋を修繕すること
・河川を通じ井戸を掘って民衆を救うこと
・神社仏閣などの聖像壇宇や供養などの物を修繕すること
・人の遺留品を返してやること
・債務を免除すること
・人を教化し救うための文書を施行すること
・功徳を作って、非業のため浮かばれない魂に回向すること
・困っているものに恵んで賑わしてやること
・倉庫を建てて穀物の価格を調節すること
・茶薬衣棺等一切のことを施すこと




過の規準五十ヶ条

百悪に相当する行い(△100)

・一人の人を死に至らしめること
・一人の婦女の節操を失わしめること
・人を援助して一子を溺死させまた堕胎させること

五十悪に相当する行い(△50)

・一人の世継ぎの胤(たね)を絶えさせること
・一人の婚姻を破談させること
・一人の死骸を放棄すること
・一人の人を流浪者にしてしまうこと。

三十悪に相当する行い(△30)

・ひとりの者の戒行を破らせること
・誹謗して人の行いを汚すこと
・かげ事を摘発して、人の行為を邪魔すること

十悪に相当する行い

・一人の有徳者を排斥すること
・一人の邪な人を推薦し挙げ用いること
・一人のすでに貞操を失った婦人に触れること
・あらゆる生物を殺す道具を一つ所持すること

五悪に相当する行い(△5)

・経典礼法を一つ破壊すること
・一冊の教化を乱す書物を編纂すること
・無実の罪を明白化できるのに抛っておくこと
・一人の病人が救いを求めて来ても救わないこと
・一人のものに訴訟をするようにすすめること
・一人のものにあだ名をつけたり、うわさをすること
・悪口をいって人を傷つけること
・道路や橋や渡し場などを妨害し崩すこと
・人間に役立つ一匹の家畜を殺すこと

三悪に相当する行い(△3)

・一つの耳に逆らうことを聞いて怒ること
・一つの尊卑の順序にそむくこと
・酔って一人のものを害すること
・一人の打ち責めるべきで無い人を打ちたたくこと
・二枚舌を使って人の仲を離すこと
・一つの正しくない制服を着ること
・一匹の家畜以外の畜生を殺すこと

一悪に相当する行い(△1)

・一人の善行を無にしてしまうこと
・一人のひとに争うことを唆すこと
・一人の人の過失をいい広めること
・人の非行一つを助けること
・一人の盗みをする者をみても諭し止めることしないこと
・承諾も得ずに他人の一本の針、一本の草をとること
・一人の無知のもの欺きたぶらかすこと
・一つの約束にそむくこと
・一つの礼儀を失うこと
・一人の心配事のある者をみても慰めないこと
・人や家畜を使役してその疲労を憐れまないこと一時
・湿気に生ずる微細な生物一匹の生命を奪うこと

百銭が一悪に相当する行い(△0.1)

・天の生ずるものを無益に浪費しつくすこと
・人の功績を破壊すること
・公衆の利益に背いて自分だけが利益を得ること
・他人に代わって金銭を使う場合、倹約せずに使うこと
・借りた金品を返済しないこと
・人の遺留品を返さないこと。
・官の権力をかりて金品の贈与を要求すること
・人や金品資材を得る方法のすべてを謀略によってなすこと


「功」の+ポイントと「過」の△ポイントを、+-して300ポイントを達成することに

より願いがかなうとされています。


この「功過格」、よく読んで理解したいものです。
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